コロナウィルスの影響で、この週末は私の住んでいる埼玉県でも外出自粛要請がありました。
私がＷワークしているショップは食品も扱っているので、営業を続けていますが
一部店舗では休業となるところもありました。
経済的な不安がグッと増してきたこの週末。
先行きが見えない日々、生活に直結しないものにお金を使わないようなムードになってきましたね。
私がご提供しているアートも分類すれば「なくても生きていけるもの」なので、
週末は私も、この先絵の仕事を辞めなきゃいけない日がきたら…
なんて考えてしまいました。
絵を描き始めたころの私に還る、漫画「ブルーピリオド」
そんな中で、前から気になっていた漫画を読みました。
月刊アフタヌーンで連載中の美大受験漫画「ブルーピリオド」です。
この漫画が、弱気になっていた私に喝を入れてくれました。
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成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎（やぐち やとら）は、ある日、一枚の絵に心奪われる。 その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。 美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポコン受験物語、八虎と仲間たちの戦いが始まる！
主人公が美大受験をする漫画で、経済的な理由で芸大一本なのですが
（私大の美術系は学費がとんでもなく高い）
芸大の倍率は現役で考えると、６０倍と作中で言われています。
東大よりも難しいといわれている狭き門を目指す主人公の熱い話です。
この作品の主人公は高校２年生の男の子、八虎君。
読みながら、美大に行きたかった高校２年生の私の記憶もリアルに思い出しました。
高校から美術系の学校に行くくらい、絵を描くことが大好きだった私ですが
高校２年生までは美大に行きたいとは、なかなか言えなかったんです。
その理由は、ブルーピリオドで八虎君も先生に質問していたのと同じ
「絵なんか描いて仕事になるの？」という将来への不安があったから。
確か、２年生の夏ごろまでは私は栄養系の大学を志望していて。
なんとなく職にありつけそうな進路を希望していました。
美術の先生にも「どうすんのー？美大受けないのー？」と言われ続けて、
先輩を見てると超しんどそうだけど、美大受験やってみるか…！！とやっと私が本気になったのは、八虎君と同じ高校２年生の冬でした。
そこから、予備校に行って浪人生のうまさに打ちのめされたり
画材屋さんで万単位の画材を買って金欠になったりと、
漫画と同じように私もたくさんの挫折をして、今のSpi×Artの仕事をしています。
この漫画を読んだときに、絵の仕事の将来についてちょっと弱気になっていた自分に喝を入れられた気がしたんです。
昔の自分から「あんなに頑張ったのに、今さら何言ってんの！？」って怒られた気がしました。
「好き」の気持ちは、この世界で何よりも強い。
美大を受験すると決める前から、私は‘そこそこ絵のうまい生徒’でした。
幼稚園生の頃から、ほかのお友達より上手に絵が描けました。
美術の時間、私が筆をとればいつも人だかりができるので、ちょっとしたアイドル気分でした・笑
他のことは人並みにできない事ばかりだったけれど、絵だけは私が自信をもって人より優れていると言いきれるものでした。
だからこそ、私はこの道に進むのが怖かったんです。
これで挫折したら、私にはもう何もない気がしたから。
「美大に行きたい」となかなか先生に言えなかったのは、私が最後まで守りたかった自尊心が邪魔をしていたからです。
この、人よりちょっとだけ得意なような（そうでもないような？）先の見えない絵の道を
とにかく本気で歩いてみようと覚悟を決めた、高校生の私を裏切りたくないと思いました。
漫画を読みながら過去を思い出してみると。
絵を描いている時間。楽しい気持ちと同じくらい、しんどい・苦しい時間もありました。
でも、それを含めて私は絵が好き、なんです。
これほど好きなことを、私が手放すわけがありません。
もし今、私と同じように。
今の仕事の将来や経済的なことで不安に思っている方がいるのなら。
その好きな仕事のために歩み続けてきた、あなたの過去を思い出してみてください。
‘好き’の気持ちは、どんな世界にいても力強いあなたの支えになってくれるはずです。
「未来サキドリアート」でいつも、未来の楽しみをパワーに変えてきましたが。
過去もまた、自分の強力なパワーになるんですね！
うれしい発見です。これはセッションに生かせそうだー♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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masami
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