Stay Home中に、以前からずっと描きたいと思っていた
LM・モンゴメリ作「赤毛のアン」シリーズのイラストを描きました!
StayHome中にやりたいと思っていたことのうちの一つなので、達成感があります~。
アンシリーズは10作品あり、描きたいシーンがたくさんあるので
ライフワーク的に、これからちょこちょこ描いていこうかななんて思っています。
できるだけ、物語に沿って描いていこうと思っているのですが。
まず1枚目は自分のモチベーションを上げるために、「喜びの白い路(歓喜の白路)」のシーンにしました。
アンのしあわせがいっぱいに表現された『喜びの白い路』
赤毛のアンをまだ読んだことがない方向けに説明すると。
このシーンは、みなしごの主人公アン・シャーリーが
プリンスエドワード島のマシュー・カスバートとマリラ・カスバートの兄妹に引き取られることになり、孤児院から新しい家となるグリーンゲイブルズに向かう道中のワンシーンです。
アンは『想像もできないくらいひどいとこ』である孤児院から、
初めて家ができるとうっきうきでやってくるのですが
実はマシューとマリラが孤児院から引き取ろうとしていたのは、農場を手伝ってくれる男の子。
伝言の間違いで、女の子のアンがグリーンゲイブルズにやってくるのです。
このシーンは、まだそんな間違いに気づいていないアンの幸せいっぱいの心が、リンゴの並木道の満開の花に表された有名なシーンです。
「あぁ、カスバートさん、今わたしたちが通ってきたところ―――あの白いところ――あそこはなんなの?」女の子は小さな声でささやいた。
「その、なんだ、<並木道>のことをいっているんだろうね」マシューはしばらく必死に考えてからいった。「確かに、ちょいっときれいだ」
「きれい?きれいなんて言葉じゃだめ。美しいもだめ。両方とも、十分いいあらわしていないわ。ああ、すばらしかった―――すばらしかったわ。想像力で補う必要がないものを見たの、これが初めてよ。ここがいっぱいになっちゃった」
私とアンの出会い
『赤毛のアン』は、タイトルはほとんどの方が知っていると思いますが、
有名すぎて今さらと思って未読という方もいるのではないでしょうか。
そんな方は、ぜひぜひ一度でいいから読んでいただきたい!
10シリーズありますが、まずは1作目の「赤毛のアン」を読んでいただくことをおすすめします。
泣けるのでティッシュ必携です!
私も今回絵を描くにあたって、もう何回目だかわからないくらいの読み返しをしましたが、1作目のテンションに驚きました。
真面目なシーンと爆笑のシーンと、ほろりと泣けるシーンの組み合わせで、時間を忘れて没頭しちゃいました。
いろんな翻訳があり、村岡花子さん訳が朝ドラヒロインにもなり超有名ですが、私はこの網中いづるさんが表紙のイラストを描いている、講談社文庫の完訳シリーズを持っています。
(網中さんの絵、大好きなんです!)
私とアンの出会いは、中学1年生の頃。
国語の先生が授業中にポロリと『私はこの赤毛のアンを13歳までに読んでいたら、人生が変わっただろうなと思っています。』と言ったのです。
赤毛のアンって、そんなにすごい本なんだ…。
中学生だった私は、なんかわかんないけど。とりあえず今読まなきゃヤバそう!と思い、家に帰ってすぐ母が持っていた村岡花子さん訳のアンを借りて読みはじめました。
母の若いころの本なので、借りた時点で色あせた文庫でしたが、
私が何度も何度も読むので、ますますボロボロになり、最終的には「そんなに好きならもうあげるよ。」と母に言わせるくらい読みました!
私の人生、変わったかな?
今、中学の国語の先生にもう一度会いたいです。
私が好きなアンブックス
講談社の完訳シリーズ10冊のアンシリーズの中で、
私が特に好きなのは…
1冊目『赤毛のアン』
3冊目『アンの愛情』
8冊目『アンの娘リラ』です。
10代で登場したアンが、当時にしては珍しく大学生に進学し恋をして結婚して母になるアンシリーズは、途中から読んでも分かるようになっているので、続編はまだという方はぜひ続編も読んでみてください!
私は悩んだ時によく、アボンリーに里帰りするような気持ちで手に取ります。
モンゴメリの描く小さな村の住人たちは、みんなちょっと偏屈だったりおせっかいだったり、厄介な人たちなのですが、でも人生を懸命に生きている愛おしい人たちです。
それって、実は私の現実も同じ。
私の周りにいる人たちも、みんな完璧ではありません。
ちょっとなんだかなーと思ってしまう人たちもいるんだけど、
時に振り回されてしんどいなーと思うんだけど、それを含めて私はみんなの事、嫌いじゃないですよ♡
みんな、自分らしく生きればいいんだ!と思い出させてくれるアンシリーズ。
また描いたらブログやSNSでご紹介します!
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