こんばんは。
Spi×Artの中川 昌美です。
先日お伝えしたこちらのイベント↓↓(画像クリックでイベント詳細に飛びます)
今日はこのイベントの開催のきっかけになったエピソードを
お伝えしたいなーなどと思っております。
2017年の私は’日本の美術業界’に違和感を感じていました…
2017年の冬に個展をし、展覧会にも絵を出品した私は。
なんとなく手ごたえを感じられず、
この先自分の進む道も見えず、モヤモヤとしていました。
個展をして、友達や知り合いがたくさん観に来てくれて。
ありがたいな、嬉しいなという気持ちはありました。
でも、個展は学生の頃にもしたことがあったので、
私にとっては大きなチャレンジではなく。
「こんなもんだよね。」
という、想定内の範囲での実現でした。
上野の美術館のコンペに絵を出した時も。
沢山の人の中に、私の絵があって、
観ているようで観られていない絵たち。
会場では「中川先生」なんて呼ばれて、チヤホヤされましたが。
「…私がやりたいことと全てがちぐはぐな気がする。」
という、虚しい想いが募っていきました。
営業さんに「コンペに出すことのメリットとは?」
率直に疑問をぶつけてみた!
一度コンペに出品すると、いろんなコンペの会社から
営業の電話がかかってくるんですね・笑
で、何度も何度も熱心に電話をいただくので。
「こんなに電話してくるってことは、絵描き集めに苦労しているんだろうな」
と思って(…ごめんなさい!思っちゃいました)
コンペの営業さんに率直に疑問をぶつけてみたことがあったんです。
『コンペに出すには十万単位の出品料がかかりますが
その出品料に見合うような、‘作家が手にするもの’は
何があるのでしょうか?』
営業さんの答えは、
‘コンペに出すことでいろいろな人に作品を観てもらえる’
来場者は昨年×人くらいいて、有名な△△先生にも作品を観て講評をいただける。
‘出品することで経歴に書ける’
‘過去の出品者の中で、のちに有名になった人もたくさんいる’
という、非常にふんわりとした答えで。
なんだかお金が循環していない感じがしたんですよね。
…この方法で絵を続けていても、先が見えなくなりそうだ!!
と思い、そのころからコンペ営業の電話はすべてお断りしました。
想いはシンプル、絵をもっともっと楽しんでほしい!
絵を描く
という私の技術を人のために使いたい
これが、私の本当にシンプルな仕事への想いです。
絵に限定して書きましたが、Wワークの仕事に関しても、
同じことを感じています。
自分の持っているモノ(才能や頭脳や技術や性質)が
人の役に立つ喜びは、私にとっては生きる喜びそのもので。
人に貢献する事こそが、生きている実感なんです。
いつもイメージしているのは、
原始的な時代で、絵を描いていた自分の事。
絵を装飾や祈りのために、ただ純粋な想いで描いていたことが
あったような気がするのです。
私の絵を、喜んでくれる人の前で描きたい。
私の絵で、笑顔になって欲しい。
ワクワクしてほしい!
ドキドキしてほしい!
絵を、もっともっと楽しんでほしい!
美術館に飾られている絵よりももっと
誰かのための絵を、私は描きたいと思ったのです。
そのために、もっと絵の技術を高めたいし。
もっとたくさんの人に向けて絵を描きたい。
描かせてくれる場も欲しい。
そこに向かって、この先発展していきたい!
こう思った時に、私が体験した日本の美術業界のやり方と
私の想いはちぐはぐだなと感じました。
そして、日本以外の国では絵描きって、
もっと違った位置にいるのでは?と思い
そのころから海外で活動しているアーティストたちを
ネットでチェックするようになりました。
Instagramで目にする、海外のアーティストたちは
とてものびのびとしていて、まぶしかったです!
「日本のやり方でいいの?」という疑問が
オーストラリアへのきっかけになりました。
長くなるので続きはまた、今週金曜日19時にお伝えしますね!
BLOGの更新情報は、Spi×Artの<facebookページ>でチェックできます。
シェア大歓迎❤「あなたの天使をその場で描きます!
In Mullumbimby」イベントページ
オーストラリア滞在中のマーケット出展&イベント予定
●3月10日(土)Kohinur Market「Heart for Fukushima」
●3月11日(日)Channon Market
●3月13日(火)にも予定しています!※詳細分かり次第アップします