なぜか、人混みに行くと疲れやすい。
なぜか、テレビやネットの情報が強いストレスになってしまう。
なぜか、人がどう思っているか気になって仕方がない。
こんな風に、’外’からの刺激に大きな影響をうけてしまうあなたは、
HSP(とても敏感な人)かもしれません。
ここの所、コロナウィルスの影響で日本中・世界中に不安が広がっています。
TVのニュースを観て、不安を必要以上に感じてしまったり、
学校や会社に急に行かれなくなってしまったり、
マスクやトイレットペーパーの買い占めを目の当たりにして、
この先に不安を感じている方も多いですよね。
あらかじめ、自分が人よりも繊細である事・敏感である事を知っていれば、
今のような非日常でも、自分で自分の心の平和を守ることができます。
私と同じく、人より敏感で困っているみなさんに、
今このタイミングで、HSPについて実体験を交えながら書いてみようと思います。
ストレスに弱いあなたは、実はHSP(とても敏感な人)かもしれません
数年前から話題になっている、HSP(とても敏感な人)
みなさんもどこかで耳にしたことがあるかもしれませんね。
HSPは気質なので、病気ではありませんし、治るものでもありません。
人口の15~20%がHSPと言われていて、男女問わず、人間以外の動物にも一定の割合で存在しているそうです。
そういえば、うちで昔飼っていたワンちゃんもHSPっぽかったです。
※解説の部分はこちらの本を参考にしています。
私自身もHSPなのですが。
ここ最近になって、数年前に読んだ本をあらためて読み返したり、新しくHSPの本を読んだりしています。
今、自分の気質を改めて見つめなおす流れにいるようです。
自分がHSPかどうかは<このサイト>で調べることができますので、
気になった方はチェックしてみてくださいね。
↓私はこんな診断結果でした。
私は、HSPは数値でハッキリと分けられるものではないと思っています。
「〇〇以上だからあなたはHSP!〇〇以下だから、HSPじゃない!」などと線引きするものではなく
自分が人より小さなことに気づきやすかったり、
クヨクヨといつまでも思い悩みやすかったりして、
疲れるなぁ生きづらいなぁと思っているのならば。
たとえ診断の結果、HSPの度合いが低かったとしても
自分の心の平和を守るために対処してみてください。
私の場合、親のしつけがかなりしっかりしていたので、HSPっぽい気質は社会的な場面では出さないように訓練できています。
なので、診断時のYESかNOの答え方には個人差があると考えています。
みんな、自分と同じようにストレスを感じているわけじゃない
私、HSPかも?と強く自覚したのは、3.11東日本大震災でした。
当時私は埼玉県で働いていて、店舗の事務職をしていたのですが。
自分のデスクにいたときに震災が起こり、営業中のお客さまの安全確保のため
上司はみんな店頭へ飛び出ていきました。
余震で揺れつづける事務所に1人取り残された私は、
何が起きているのか把握するため、防犯カメラ代わりになっていた事務所のTVをNHKに変えました。
TVに映しだされたのは、仙台空港に津波が押し寄せる映像です。
窓辺にいる人たちに津波が迫り、空港のコンテナが波に飲まれていきます。
その映像を観ていると、私の足元にも冷たい海水が迫り息が詰まっていくような恐怖を感じました。
私は子供の頃から、カメラを切り替えるように自分の視点を変えて景色を観ることができます。
例えば、今このブログを書いているアトリエから窓の外の景色をみることができますが。
私は同時に向かいの家から窓辺にいる私を見ることができますし、
電柱に止まっているカラスの目線で、私のいるアトリエを上空から見下ろすこともできます。
TVカメラが俯瞰や引きでカメラワークを変えていくかのように、
容易にあらゆる方向から見た図を想像できるのです。
仙台空港の映像を観た私は、ありとあらゆる方向から津波が人々に迫る様子を観ていました。
まるでその場に自分もいるかのように、強いストレスを感じたのです。
その後もニュースでさまざまなショッキングな映像を目にすることが続き、
私は数か月の間、眠れなくなってしまいました。
その話を知人にしたときに、『ずいぶん繊細なんだね!』と驚かれ(やや引かれ)
みんな私と同じようにストレスを感じているわけじゃないんだ…
と知ったのが、自分は人より敏感だと気づいた初めての体験でした。
HSPが疲れてしまうのは、「自分<他人」の頑張り屋さんだから
思い出してみれば、子供の頃から小さなことで傷つき悩んでいました。
他の人にとってほんの些細な出来事であっても、
私にはいつまでも心に突き刺さっているトゲのように感じられました。
仲良くしているグループの女の子たちの中で、ささいな喧嘩があれば
一日中どうしたらいいか考え続け、友達に相談すると「えっ!?まだそのこと考えてたの?」と驚かれたり。
電車の中で具合の悪い人を見れば、その人がそのあとどうなったのか何日も気になってしまったり。
私はいつもどんな時でも‘他人’に意識が向きがちでした。
自分の快・不快感より、他人が今どう感じているかに、常に意識がひっぱられてしまうのです。
自分<他人
が私の基本パターンなので、いつもものすごく疲れてしまうのです。
さらにHSPの多くは、自分に激しい劣等感を持っています。
子供の頃から、敏感なあまり小さなことで躓き、周りの人を優先させるあまり思うようにパフォーマンスを発揮できなかった体験があるので、
自分は人より頑張ってやっと人並みだと劣等感を持っている人が多いのです。
HSPはとても頑張り屋さんなのです。
HSPが「頑張らなきゃ!」と思う時、すでに限界を超えている。
先に紹介した本にもありましたが、
HSPが、「まだ大丈夫!私がもっと頑張らなきゃ!」と思う時。
実はすでに限界を超えていることが多いです。
あなたは最近、家族のために/職場のために/誰かのために
まだ頑張れる!と思ってしまいませんでしたか?
自分より他人を優先しがちなHSPは、自分の周りにいる困っていそうな人を放っておけないのです。
悲しそうな人をみれば、楽しそうにふるまってしまいますし
辛そうな人をみれば、なんとかして励まそうとしてしまいます。
その場の空気を読んで、バランスをとる役目を自然と演じてしまいます。
コロナウィルスの影響で、いつもと違う毎日。
家族や仲間のために、いつも以上にあなたが頑張ってしまっていませんか?
時には「もう無理」と口に出してみることが、自分を守る。
平常時で人より頑張ってばかりのHSPは「疲れた」「無理」というのが苦手な人が多いのです。
劣等感が強いので、弱音を吐けなかったりします。
私は自分で‘当事者意識’が異常に高いなーと思います・笑
(人のために)自分がなんとか頑張らなきゃ!自分がなんとかできるはずだ!みたいな気持ちが強いので、
人に任せることができないのです。
これは、家族でも会社でも友達などのグループでもいえる事ですが。
まず自分が頑張るのを辞めると、必ず別の誰かが代わりに力を発揮しだします。
これまでスポットライトが当たらなかった人に、主役が回ってくるようなイメージです。
時には思い切って、誰かにスポットライトを譲るつもりで、弱音を口にしてみましょう。
弱い自分も見せていいし、自分が助けられる側になってもいいんです。
当事者意識が高すぎる頑張り屋さんたちの心が、今すごく誰かの手を求めているような気がします。
HSPでいるのが楽になる、一番効く薬は「自覚」です。
HSPが自分を守るために、一番重要なことは
自分がHSPである自覚だと私は感じています。
常に自分を冷静に観察して、「疲れてきたんだなー。」
「今、人の不安をもらっちゃったな」などと、敏感な自分の変化に気づくことがとても有効です。
なぜだか今、自分がいつもと違う心境や体調にある…
と気づいたら、そこから自分を引き離しましょう。
簡単なことでいいのです。
もし、TVを観ていて不安が押し寄せてきたらスイッチを消して散歩に出ましょう。
家族が家にいる時間が増えて、一人になりたいなと感じたら、いつもより長くトイレやお風呂に入ってみましょう。
いつもと違う職場に、心がざわざわと揺れるのならば、席を外して一息つきましょう。
SNSを眺めていて、モヤモヤしたのなら通知をオフにしてログアウトしましょう。
頑張るのが当たり前で生きてきたHSPにとって。
自分をケアするのは、はじめのうちは少し難しいことかもしれません。
でも、あなたの目の前に自分と同じように弱っている人がいたら、あなたは必ずその人に手を指しのべるはずです。
目の前にいる困っている人に向き合うように、敏感な自分をケアしてみてください。すべての方が、心穏やかな日々を送れますように。
1人でケアが難しいときは、こちらのメニューもおすすめです↓
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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